道祖神様の下着は何色か。

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2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

佰萬石の羅刹

曇った十月の或る日。とはいっても前回の仙台の旅から帰った翌週———— 父親から突然電話がかかってきた。 「明日から母さんと金沢に行くけど、お前も来ない?」 ん...?? こいつは何を言っているんだ?! 前日に金沢に行くと告げられ、謎に私の分のホテルも…

ちょっとそこまでタン食べに② 終

蔵王温泉 松島を発ち山形へ向かう。夕焼け赤く染まる雁の腹雲の空のもと、仙台から山形を結ぶ仙山線の車窓から見える山々にはところどころ赤や黄色に紅葉した木々があり、秋の始まりを感じる。仙山線沿線で著名なものとして立石寺がある。山門派で有名な円仁…

ちょっとそこまでタン食べに①

9月初頭、夏休みを満喫している時にヤツが来た。 そう、成績表である。 春学期全く勉強することなく過ごしてきた当然の報いとして不可の暴風雨が成績に吹き荒れていた。 私の大学はありがたいことに親元にまで成績表を送付してくれる。 当然親からは成績に対…

南紀巡礼行記④ 終

紀伊勝浦を発ち那智へ向かった。社や滝は本宮同様山奥にあるのでバスで向かうことにした。ここで私は熊野古道は嫌というほど歩いたのにもかかわらず、また歩き始めた。 那智へと続く大門坂はその名の通り大きな門があったことに由来し、現在昔の面影を最も色…

南紀巡礼行記③

熊野三山 昨夜の泥酔にしては早起きができた。そして駅前のバス停に向かい、熊野三山へ向かうことにした。 熊野三山は、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3つの神社の総称である。熊野の地はイザナミが葬られた地と日本書紀にあり、古来より修験道…

南紀巡礼行記②

前回は謎に煙草について語っただけで終わったので今回は伊勢神宮についてちゃんと書くことにする。 読書しながら煙草を吸い時間をつぶし、ようやく列車が来た。 何もない柘植駅とこれでおさらばである。大阪付近の関西本線は通勤路線といったところだが私が…

南紀巡礼行記①

なぜ私は伊勢へ向かっているのだろうか... 本来帰省のために青春18きっぷで東京から福岡へ行くだけであった。だが豪雨により山陽、山陰の在来線が不通となり新幹線で帰ることを余儀なくされた。このまま帰ろうにも実家は両親共に祖母の介護のため不在であり…

或阿呆の東欧旅行⑭ ブダペスト編-2 終

東欧旅行 ブダペスト編 最終回 ブダ王宮を見た後、私たちはブダペストを一望できるゲッレールトの丘へ向かった。もともと、ここにはハプスブルク家支配下ではマジャール人を監視する抑圧の象徴であったが、現在は街を一望できる観光地として、プロポーズの地…

或阿呆の東欧旅行⑬ ブダペスト編-1

東欧旅行 ブダペスト編 ミュンヘンからブダペストまで再度夜行列車で行くこととなったが、DB(ドイツ鉄道)が運営しているせいなのか寝台料金が非常に高額であった。そのため寝台ではなく座席にすることにした。8時間近く座席とは日本が誇るスラム列車ムーンラ…

或阿呆の東欧旅行⑫ ミュンヘン編-3

東欧旅行 ミュンヘン編 ミュンヘン市街を観光した翌日私たちは南ドイツを観光しようとなった。そこでドイツで一番有名ともいえるノイシュバンシュタイン城に行くことにした。 ノイシュバンシュタイン城 バイエルン州の最南西部に位置し、ロマンティック街道…